台風とハリケーンの等級比較
台風とハリケーンの等級は、最大風速の定義が異なるため、直接比較は困難である。
台風は1分間平均の最大風速、ハリケーンは1分間平均の最大風速による分類であるからだ。
なお、1分間平均風速は、10分間平均風速よりも1.14倍ほど大きく出る傾向にある。
(米国の最大風速×0.88=日本の最大風速)

それを数字だけで無理に並べたのが、以下の表である。
台風とハリケーンの等級比較
アメリカにハリケーンが接近、その等級(カテゴリー)が「1」であったとする。
5段階ある中での「1」なので弱いと思われがちだが、上表からも分かるように、日本では「強い台風」レベルである。

カテゴリー3だと、日本では「非常に強い」若しくは「猛烈な」台風レベルとなる。

TS(Tropical Storm)だと、ハリケーンですらないのかと(弱く)思われがちだが、日本では十分に「台風」である。

SSHWS:Saffir-Simpson Hurricane Wind Scale(サファ・シンプソン・ハリケーン・ウィンド・スケール)

台風の「弱い」「並の強さ」は、台風対策で油断するという理由なのだろうか、廃止され、今では弱い方から「(呼称なし)」「強い」「非常に強い」「猛烈な」となっている。

「スーパー台風」については、気象庁では定義がないが、67m/s以上で呼ばれることが多い(カテゴリーでは「4」以上)。

ビューフォート風力階級表に於ける「風力12(32.7m/s以上)」は、台風では「強い」以上に相当する。

関連:風力8以上
関連:風力分布

↑上へ↑